先週、支援教育専門士のスクーリングをすべて終了しました。
最後の科目は「教育カウンセリング」
すべての子どもたちを伸びやかに「育む」ためのカウンセリングの講座です。
一般的にカウンセリングというと臨床心理学に基づいた「治す」「癒す」カウンセリングがイメージされますし、学校に配置されるスクールカウンセラーも臨床心理士が多いです。
教育カウンセリングは、すべての子どもが、発達面、生活面、学習面などすべての面で、一人ひとりの可能性を十分に伸ばし、社会において自分にあった働き方を見つけ、充実した人生を送れるよう、特に学校という集団の特性を生かしながら援助します。
そもそも支援教育とは、なにかラベリングされた子どものためのものではありません。
すべての子どもの教育ニーズを満たすためのものです。
教育ニーズは十人十色ですから、学校が、一人ひとりの困りごとや、あるいは、プラスの要望に応えられるような場になればいいなと願っています。
そして、ludo は、学校だけでなかなかカバーしきれないニーズに応えていけるような教室でありたいなと思います。
その前のスクーリングではビジョントレーニングや、手と目の協応運動、身体の協調運動についても学びました。
例えば、
板書を書き写すのに時間がかかる
文がすらすら読めない
うまくなぞれない
字の形が整えられない
消しゴムで消すのがとても苦手
といった、困り感をお子さんがお持ちの場合、目の動きがスムーズでなかったり、目で見て書くといった連動した動きが苦手であったり、手先指先の細かい動きが思うようにできなかったり、といったことが背景にあるかもしれません。
子どもの発達は、個人差がとても大きいのに関わらず、3、4月で便宜的に分けられただけの学年に合わせないといけないので、うまくできるお子さん、できないお子さんがいるのは、いたって当然のことです。
「真面目にやっていないから」「もっと気をつけて」「ひたすら書けばできる」
となる前に、それらに必要なもともとの運動機能がスムーズかどうか、少し観察し、不十分であれば、その部分の発達を促す遊びを取り入れていくのがいいかと思います。
(楽しい気持ちがないと効果が出ませんので、遊びにすることは重要です!)
ビジョントレーニングは、アスリートも採用している、視覚機能を高め、パフォーマンスの質をあげるものです。
視覚機能とは視力とは違い、目を自在に動かし「見る力」「認識する力」「対応する力」のことを指します。
専門家であるオプトメトリストのもとで行うのが一番ですが、ludo でも家庭でできるビジョントレーニングを取り入れています。
ご興味ある方ご相談ください。
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