フォニックス って?
フォニックスとは「文字(つづり)と音の教授法・練習法」のことです。
フォニックスを用いた英語の指導は、これまでにも行われてきました。
その多くがアナリティックフォニックスと言われるもので、知っている単語の中の音を構成単位に分割して文字とつづりの関係を学ぶものでした。
これはこれで一定の学習の価値のあるものですが、英語を母語としない子どもにとっては、英語の読み書きの十分なサポートにはなりにくい面があります。
日本で主流の英語学習の場は、英会話教室です。学校でも会話中心の英語活動が行われていたりもします。ですが、ある程度の英会話の能力が、そのままスムーズに英語を読んだり書いたりする能力にはなるとは限りません。
これは、英語を母語とする国の子どもたちも同じで、ですから、イギリスでは、小学校1年生くらいの子どもたちに、ジョリーフォニックスと同様の手法で、読み書きの指導を行っています。
Jolly phonicsでの学び
ジョリーフォニックス では、次のような流れで学習します。
1 文字の音を覚える
2 文字の形を覚える
3 ブレンディング(文字の音をくっつけて読む)
4 セグメンティング(単語の中にある文字を識別する)
5 ひっかけ単語(Tricky Words)を学ぶ
まず、よく使われる音の順番に、42音の音と文字から学び、その使い方をマスターし、単語を読んだり、書いたりできるよう導きます。
お話や絵本、体を使ったアクションや歌など多感覚を用いた学びで、飽きることなく、楽しく、そして、それぞれのお子さんに合った方法で身につけることが可能です。
なお、講師は、ジョリーフォニックスの講習を受け、指導方法についてのトレーニングを受けています。
このページの説明は、山下桂世子ジョリーフォニックス総合トレーニング2020年2月配布資料を参考にさせていただきました。
ジョリーフォニックスについてはこちらもご覧ください。
https://kayokoyamashita.com
クラスについて
ジョリーPre(プレ):年長・小1向け
レッスン時間 50分
42音の音と文字の形、ブレンディング、セグメンティングを繰り返し学びます。
音や単語を聞くことを重視しながら、フラッシュカード、絵本、アクション、歌、ワークシート(ぬり絵)など、いろいろなアプローチで、楽しく学びます。
鉛筆の持ち方を確認したり、運指も練習したりしましょう。
学習が進むと、簡単な英語の読み物(Decodeable Book)も自分で読めるようになります。
ジョリー:小学生向け
レッスン時間 50分
まず、「はじめてのジョリーフォニックス ーステューデントブック1ー」を使い、42音の音と文字の形、ブレンディング、セグメンティングを繰り返し学びます。
音や単語を聞く、フラッシュカード、絵本、アクション、歌など、いろいろなアプローチで楽しく学び、単語を自分で書く力もつけていきます。
42音が終わったら、同じ音で違うつづりをする「同音異綴り」と、フォニックスのルールで読めないひっかけ単語(Tricky Words)を学び始めます。
「はじめてのジョリーフォニックス ーステューデントブック2ー」を使い、少し長い文を読む力、読解力、英作文の力もつけていきます。
集団での学習の後は、お子さんの学年や理解度に合わせての、+αの個別サポートタイム。英語の本を読んだり、学校の英語の授業に出てくる単語をフォニックスで読んでみたりなどのフォローをします。
ジョリーグラマー:小中学生向け
レッスン時間 50分
ジョリーフォニックス終了後、音やひっかけ単語の定着を図りながら、英文法を学びます。
中学校での英語学習も視野に入れながら、英語文法の土台をつくります。
ジョリー短期:小学生〜高校生
レッスン時間 応相談
短期間にまとめて42音を学ぶクラスです。
・英語は学んだことがあるので、フォニックスのルールだけ教えてほしい。
・単語をもっとスムーズに読んだり覚えたりするための基礎を身につけたい。
・初めて見る単語も読めるようになりたい。
・丸暗記が苦手
そういう方におすすめです。
※こちらは、目的達成で修了するレッスンスタイルとなります。
レッスンの期間や日時、受講料は個別に相談のうえ決定となります。
どのクラスも、オンライン上でのフォローアップ(声かけやプラス課題など)がついています。