ルードでは、対話的なやりとりによる学びを進めています。
その名も「対話型学習」というプログラムがありますが、このプログラムに限らず、すべてのレッスンで、理解深化に対話的なやりとりを役立てています。
対話的なやりとりは、自分の学びを振り返ったり、思考をトレースしたりする、メタ認知の力を養うものです。
そして、このメタ認知の力こそが、学習の効果に大きく影響します。
「なにを教えてもらったか」というコンテンツよりも、
なにを教えてもらったかを自覚できているか、
どう学んだかを自覚できているか、
どこが分からないかを自覚できているか、
ここが大事なんですね。
カリスマ講師のどんなにすばらしい講義を受けても、この自覚がなければ、「分かった気」にだけなって満足してしまい、「勉強した気」だけを得て、さらに深く学ぼう、知識を使ってみようという気は起こらず、伸びないどころか、マイナス効果になってしまうことすらあります。
それくらい、まず、自分で自分のことを知る、モニターする力は大事なわけです。
家庭で、お子さんの宿題を見たり、テストの振り返りをする時にも、ぜひ、この「メタ認知」を育む対話的なアプローチを試してみていただきたいなと思い、今回のブログでは、お世話になっている認知心理学の研究者の方からご紹介いただいた情報をお知らせします。
東京都教育委員会が作っている資料ですが、具体的なやりとりがとてもわかりやすいです。
ぜひ、参考にしてみてください。
コツは、
お子さんの考えや発想をおもしろがること。
間違っているから教えてあげるという姿勢はとらないこと。
万能薬はないので、お子さんに合わせて調整すること。
です。
そして、ちょっとやってみてうまくいかないからといって、「うちの子には合わない」とか「どうせダメだ」のように、すぐにあきらめないでください。
「説得」ではなく「対話」です。
資料の最後にあるように、まず「うん、うん」と「耳を傾ける」ことを、やってみるといいと思います。
○お子さんの学力向上のために大切なこと
[出典](高解像度のPDFは以下よりダウンロードしてください)
東京都教育委員会
○お子さんの学力向上のために大切なこと より
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