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執筆者の写真ludo*ルード

ジョリーフォニックスをおすすめするわけ

更新日:2020年4月24日

HPにも書きましたが、ジョリーフォニックスは、

英語の『文字(つづり)と音の関係』を学ぶことと、それを自分で操作する力を身につけることで、英語の読み書きのハードルを下げる学習方法

です。

英語を母国語とする国に住む子どもたちは、当然、幼い頃から英語で会話をします。だからと言って、英語を読んだり書いたりすることが、「当然」「自動的に」できるようになるわけではありません。

英語では、文字の名前と読み方が一致しないなど、単語を読んだり書いたりするルールが少々複雑だからです。


例えば、「cat」は「スィー、エー、ティー」とアルファベットの名前を読む単語ではなく、「/k/,/a/,/t/」(強いてカタカナで表記すれば「クッ、ア、トゥッ」)を続けて発音して読む単語です。

アルファベットの名前と音は一致しません。

文字の形からその音を想起し、そしてその音を合体させて、初めて一つの単語として読むことができます。

これらを、明示的に体系的に学べば、単語の音とつづりを丸暗記で覚える大変さが少なくなります。

実際に、イギリスではジョリーフォニックスを元にした指導法を取り入れることで、読み能力の習得に問題を抱える子どもはほぼ0になったそうです。(山下桂世子:「はじめてのジョリーフォニックス」より)


日本語のひらがなは、「ねこ」という文字が書いてあれば、「ね」という文字を「ね」と読み、「こ」という文字を「こ」と読めばいいので、その点でのハードルは低いですね。

(それでも、この「ね」と「こ」をくっつけてひとつのまとまりのあるものとして認識する力は必要となりますが)

英語は、

文字の名前と音が一致しない、

一つの文字がいくつもの読み方に変わるものがある、

一つの音に対していくつもの綴り方があるものもある

といった読み書きの難しさがあるので、『文字(つづり)と音の関係:フォニックス』を明示的・体系的に学ぶ必要があるのです。

日本語は、国語の時間に、ひらがなの形とその読み方の関係、そして書き方をきちんと教わっています。

しかし、日本の英語教育では、ここの過程をすっとばして、単語を丸ごといきなり読ませたり、書かせたりする状況が多く見受けられます。

これは子どもたちにとって、とても酷なことで、英語嫌いになる子どもが多くなってしまうのではないかと思います。


ジョリーフォニックスは、

基本の42の音と文字の関係、

音は同じだけどつづりが違う同音異綴り(Alternative Spellings)、

フォニックスのルールでは読めないひっかけ単語(Tricky Word)

を段階的に学ぶことで、約7割の単語を自力で読むことができるようになり、

英語の高い壁にハシゴやスロープをつけることができる

学習方法なのです。


さらにジョリーフォニックスには、「わかった!」「なるほど!」「できた!」の瞬間がたくさん訪れ、子どもが自信を持って学べる仕組みが用意されています。

ひとつめは、

文字と音の関係を「自分で」操作する体験

そして、

お話を見る、聞く、動きをまねて体を動かすといった、視覚、聴覚、触覚、運動感覚など、多感覚を使った学び

です。

人にはそれぞれ得意な感覚があり、それが学習の習得に大きく関係しますが、いろいろな感覚を取り入れることで、アプローチの選択肢を増やすことができ、学習の定着をサポートすることができます。

「自分でできた」という実感を持てること、それがジョリーフォニックスの楽しさの真髄だと思います。

ジョリーフォニックスで楽しく英語を学びましょう!




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