先日、ジョリーフォニックスの次の段階となるジョリーグラマーの講習を受けました。
グラマーとは「文法」のことです。
では、なぜ文法を学ぶ必要があるのでしょうか?
文法とは言葉のルール。
このルールがあるので、”正確に”、状況や自分の思いを伝え、また、相手の言いたいことを理解できるようになります。
文法とは、「なんだか難しくて覚えたりするのが面倒」な知識ではなく、コミュニケーションを円滑にするための便利なツールなのです。
ジョリーグラマーの講習では、
読み書きを「文」の単位で考え、
単語を品詞に分類する
この2点に重点をおく学習することが大切だというお話がありました。
ごく簡単にまとめると、
「文」の単位で考えるとは、
一文がどこからどこまでで、どう構成されているのかを考える。
単語を品詞に分類するとは、
名詞、動詞、形容詞、副詞を見分ける。
ということです。
これらの学習ポイント、実は、ludoで実施している【論理国語】でやっていることです。
ジョリーグラマー講習で山下先生もおっしゃっていましたが、
国語の力=言葉の仕組みを理解する力
というものが、英語の学習にも必須になってくるということなのです。
国語で、
まず、名詞(主語)、動詞(述語)があり、
そこに、「詳しくする言葉」「飾る言葉」としての形容詞や副詞が加わっている、
と文の構成をつかめる力を培っていれば、英語学習における代名詞や人称の概念、また、語順の理解もスムーズになると思います。
昨今は、英語をルールではなく、パターンや言葉のリズムに馴染むというアプローチで学ばせたり、また、英語の授業を英語で行うところも多くなりました。
確かに、英語の音や表現に慣れ親しむことはとても大事な要素です。
ですが、授業で、”何を言っているのかよく分からない”ままの45分間を、ただ無為に過ごすことは、子どもにとって有用な学習でしょうか?
どんな「わかった!」があって、なにを身につけたのか、子どもが自覚できるような学習が大切だろうと思います。
言語を学ぶということはルールを学ぶということです。
それは、国語も英語も同様です。
ludoで一番おすすめしているのは、
幼児期〜低学年で論理国語を学び、
低学年〜中学年でジョリーフォニックスを学び、
高学年で読解・作文、グラマーを学ぶ学び方です。
もちろん、最も重要な国語は、英語学習と並行して行なっていくことが望ましいです。
本当は、学校でこのような学習をやっていただけたらなあと思うのですが、ジョリーフォニックスも論理国語も、取り入れている学校はまだまだ少ないので、小さいながらも地域の学び場で子どもたちに触れてもらえればと思います。
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